いつものように、バイトから帰る。 いつの間にか、日常の一部になっていた、ただいま、の声に返事はない。 代わりに、ベッドの脇の机の上に一枚、置き手紙と小包を見つけた。 「……んだよこれ……」 怒りも、悲しみも感じなかった。 実感が沸かないのは確か。 だけど、レイはもう戻ってこないこともまた確か。 俺は、前の日のレイの姿を思い出していた。