久保がいなくなったことがあたしにとって相当ショックなことだったらしく、胸にぽっかりと穴が開いたような、そんな感じがした……… そして、これが“好き”という気持ちなんだと、小3になったあたしは気付いたんだ。 でも今更気付いたってもう遅い…… 久保は道場には来ないし、小学校は別のところに通っていた。