「……彼氏か。」 「まあ、ゆうには一生無理だろうな。」 ポツリと呟いた私の言葉に食いついてきたのは同じクラスの久保 純一(くぼ じゅんいち)だった。 そしてこの人、実はあたしの片思いの相手だったりする。 純一と最初に出会ったのは小学校1年生のとき、通ってた近所の空手道場だった。