「私!!
ぜーったい!!応援するから♪」



「ちょっと、待ってください!!



…先輩は、いいんですか?

純…横田先輩のことは…?」




「うん! あ、ウチ言ってなかったね…


実は、ウチ…去年から


彼氏出来てさ。」



「へぇー、そうなんですか、へぇ…

えええー!?」


私は、声がおかしくなるんじゃないかってくらい、叫んだ。



「アハハ!!
江理ちゃんびっくりしすぎ!!


同じく、3年の原田って知ってる?」


「原田って…
テニス部のエースの??」





「うん、横田のことを吹っ切れて、自信をもてるようになってきて、マネージャーの仕事も頑張ってやってきたら…


体育館の裏に、呼び出されて…

“いつも、一生懸命な上原が好きだ


って言われて…////」


先輩の頬が、ほんのり赤く染まる。




「そうなんですか…」


「私のことを好きだって言ってくれる人が、いるんだなぁって思って…

OKしちゃったんだ♪」



「先輩は、スゴく幸せなんですね?」




「うん!!、だって、人から“好き”なんて言われると、こんなにうれしいなんて…思わなかったよ。」


それから、先輩とガールズトークは続いた。



“好き”かぁ…


純ちゃんのことは、好きだけど…


まだ、気持ちは
秘密にしておきたいな…


自信がもてたら、


いつか、伝えたいな。