俺に倒れ込むように…香住は意識を失った。


 「香住!!?しっかりしろ!!」


 俺は必死に香住を呼び続ける。


 「!?」


 ス~ッス~ッ……


 寝息?


 こいつ…寝てるのか??


 「夕海…ずっと~徹夜してたみたいだから~」


 赤川が俺に呟く。