「見た見た~YOU☆の新作…面白いよね~」

 教室では早速…私のケータイ小説の話題が出ていた。


 ウチのクラスの女の子たちは『ペガサス』の小説を読んでいる子が多い。


 まさか~この私がYOU☆とは月実以外…知らない。


 「新作…私も読んだよ~夕海…今までにない…斬新な内容だよ~」


 「ありがとう~」


 「ウチの生徒会長もアイドルみたいに愛想よかったらいいのにね~」


 「え、あ……」


 月実はもともと『BーDANDY』のファンだしバラしたいトコだけど…私は口
にしっかりとチャックした。