「夕海♪」


心を映し出すように声まで弾んで来た。


「今…話し掛けないで!!」

「えっ!?」


夕海はキレ気味な口調で俺に怒る。


彼女はベットに転がって…ケータイを弄っていた。
メール打ち?


そうじゃない…


彼女は小説を書いていた……