涼雅は即…病院に搬送された。
 救急車に私は一緒に乗り込んだ。
 意識は次第に遠のき…


 涼雅の顔と唇から…
 血の気がなくなってゆく。


 

 せっかく…

 こうしてまた…


 一緒に居られるようになったのに…



 このまま私を置いて行かないで!!!


 私は涼雅の手を両手で包み込んだ。


 そして必死に心の中で呼びかける!!