さっきまで不機嫌だったクセして…
 何だか…急に…私の機嫌を伺い始める。
 下心が見え見え


 「涼雅先輩!!」

 月実は私の元にやって来た。

 「二人の写真撮ってあげる!!」

 「おおっ~赤川…気が利くじゃあねえか~」

 「!!?」


 涼雅は私の肩を抱き寄せて写真のポーズを決める。
 私はまだ…準備が出来てなくて…
 慌てて指で髪を触って整えて…
 笑顔の準備。



 「ハイ!!チーズ!!!」