「涼雅!!!早く出て来い!!タイムアップだ!!」


 寝室のドアの向こうから黒角さんの怒鳴り声。
 ドアを激しく叩く音。

 
 「あっ…もおっ~くそっ…少し待ってくれ!」


 涼雅はお名残惜しそうに…私の唇から唇を離して…
 苛立ちの舌打ちをしたが…黒角さんに普通に叫んだ。


 「…くそっ」


 ベットから悲しそうに出て行く涼雅。
 背中まで何だか寂しそう~


 「続きはまた…次だ…チョコ…作っておいてくれ」


 「う、うん…」