「どうして?俺が生徒会長引退したからか?」


 「そんなんじゃない……」


 「……じゃあ~どうして?」


 「…あれは二人だけのお話したいの……誰にも触れられたくないの」


 「えっ?」


 涼雅は…沈黙。
 さっきまであんなに騒いでたのに…急に黙らないで……
 逆に私の鼓動は騒ぎ始めた。


 涼雅は私を抱き締めた。
 涼雅の着ている新曲の衣装の右肩を彩る大きな羽根が…私の鼻を擽る。