アイドルが生徒会長!?地味子はケータイ小説家!!~リアルな二人のLOVESTORY~

 「俺…君の作品読んだけど…何だか…ヒロインの相手役の男で俺に似た名
前のヤツ…居たっけな~ほら…今度…ドラマ化される作品…『君のハートに恋してる』」

 「……」


 似てるのではなく…似せたと言った方がいい。
 私の作品のすべては柊君がリアルモデル…

 あの賭け事件まではーーー


 それは否定出来なかった。


 「ヒロインは君と同じキレイなのに……地味子だし…あんな渡瀬先輩よ
りも俺の方がイケメンだろ??」


 柊君は強引に私の肩に手を乗せて自分の方に寄せる。



 背筋からゾクゾクと虫唾が走り始める…