急に校内放送が流れてきた。 『2年A組の香住夕海さん…もう一度繰返します…2年A組の香住夕海さん 生徒会長室に至急…来て下さい!!!』 それも私を…現生徒会長の柊君が呼び出している。 「……」 「……一体何の用かしら?」 月実も私も首を傾げる。 それが柊君の罠とは思いもしなかった。