文化祭当日。 仕事で忙しくて…全く顔を出すコトが出来なかった。 後1時間程で舞台の幕が上がる。 忙しい控え室に私は差し入れに月実のスキな駅前の和菓子屋本舗のみたら し団子を持ってお邪魔。 「……夕海??」 月実は既に魔女の衣装に身を包んでいた。 「……夕海ちゃん♪」 男とは思えない麗しの姫姿のレンと一緒に出迎えてくれた。 「コレ…差し入れ」 月実にみたらし団子の入った紙袋を渡す。