今日は珍しく…校門前に黒角さんが待っていた。


 私は遠慮なしに…ワゴンに乗り込む。


 「…ガチだけど…夕海…OKだってさ~」


 「……わかりました…シンさんには俺から連絡します」


 私の作詞をシンさんが気に入るなんて想像してなかった。


 黒角さんはシンさんに連絡。

 「『待っている』とのコトです。事務所に急ぎましょう~」


 マジでシンさんと会う…


 心臓が大きく高鳴り始める。