「キス魔」 里麻が呟いた。 今日は県大会で、片道2時間掛けて会場に行く。 だから学校でバスを手配して行くことになった。 「だって3回も…」 「あっアハハ...」 里麻が全て吐けって言うから言ったらこうなった。 「まぁ、うちのずっと 願ってた二人が付き合ったんだから♪」 里麻は嬉しそうに言った。 「まぁ、末永くお幸せに!」 里麻はそう言って、何やら鞄の中をあさりだした。 うちは窓の外をボンヤリと見つめていた。