なんとなく、未紀ちゃんを睨んでいると、こちらに気付いた。

「……?なに?」

睨んでいるのが分かったのか、少し声のトーンを低くして未紀ちゃんは言った。


「え、いやっ…ι」

うちは適当にはぐらかし、その場を去った。



(未紀ちゃんを睨んだって何もならないし...ι
何やってんだか!!)


品濃の元カノってだけで嫌らっちゃだめだよ...。


休み時間、真奈美に未紀ちゃんとの事を話した。

「どんだけ品濃を好きなの!?楓って面白ーい((笑」

と馬鹿にされた。


でも、そういう事なのかな...??

なんだかわからずに
激しい感情を抑えられないまま、時は過ぎていった。