「ッハ…」 「ごめん…///夢中に なっちゃったよ...」 和人はうちを抱きしめた。 「もう、離さねー」 「うちも離れない」 色々あったね。 たくさんあったね。 その度に心はモヤモヤと曇り空になった。 けど、曇り空になって、雨が降ってしまっても いつかは快晴になるの。 フアッと風が吹く。 「「あ…広也」」 お互い、同時に言った。 また、風に乗って広也の匂いがした。