「じゃあ、また明日ね!」

高添が言った。


「……高添」

俺は、高添にキスした。

深くて、甘い……。


「なんかな、幸せ過ぎてこえーんだ…
なんか、高添が離れて
いきそうな気がして
ならないんだ…」


「……うちは離れないよ…死なない限り」

高添は俺を抱きしめた。


「広也は逝ってしまったけど、うちは逝かないよ」

「絶対だぞ…」


俺も高添を抱きしめた。



怖いくらい幸せだった。

でも、どうしてこんなに怖いんだろう。

高添が、離れていきそうな気がするんだろ……。