バッシーン!!!!!!

うちは思い切り品濃に
ビンタした。


「いってぇ!!!」

勢いあまって品濃は
床に手を着いた。


「目、覚めた??」

「あっ…あぁ…」

キョトンとした顔で品濃はうちを見つめる。


「キス、したい??」

「!!/////」

品濃は珍しく顔を真っ赤にさせた。



「目、覚めたね」


さっきの性欲に侵された品濃はもう居なかった。



「帰るね??」


うちは鞄を持って、立ち上がった。



品濃は突然うちの腕を
掴み、うちの頬にキスした。


「したい」

さっきとは違う、切ない品濃。


「………」

「でも、広也とのキス、忘れたくないだろ??」

品濃は悲しげに言う。