俺は高添に広也からの 手紙を渡した。 「………広也…」 高添は呟いた。 「高添…?」 「……甘えても、良いの…?」 高添は下を向いた。 「え…?」 「品濃の優しさに、甘えてもいいの?頼っても、いいの…?」 「え…それ、どういう 意味だよ?」 意外な返答に俺は戸惑った。 「………友達として 品濃の近くに居てもいい…?? また、こんな風になってしまうかもしれないから ...」 高添は真っ赤にして、言った。