「広也…」 品濃は呟きながら、うちとベッドを挟んで 向かい側にしゃがんだ。 そして、広也の手を握った。 「……広也が死んだら うちも死んでやる… だから広也死なないで」 広也はうちに幸せになれって言った。 でも、広也が居ない限りうちが幸せになることはない。 不思議だね。 最初は曖昧で、好きか なんてわからなかったのに。 今は胸を張って言える。 広也が大好きだって。 「…ちょっと外出るな」 品濃はそう言って、病室を出て行った。