「……やせたな」

「未紀にも言われた」


随分と痩せてしまった。

きっとろくに食ってないな。
給食も、前はおかわり
してたくらいなのに
今は半分も食べずに残してた。


それに顔色も悪いし。


「広也…死ぬなよ」

「死なねぇよ」


「……約束だからな」

俺は、強く言った。


広也が居なくなったら
高添は大切な人を失う。


好きな人には幸せになって欲しいから。


高添は広也と付き合って、俺を忘れてる。

また思い出させてしまったら高添は苦しむ。