「うるせーよι方向音痴みたいなんだよなー俺」

「まぁ言わなくても
分かるし…真逆に進んでたよ品濃...」


呆れたように高添は笑った。


「え、真逆?じゃあなんで高添は反対から来たの?」

「ちょっと野暮用が
あってね…」

「ふぅん…」


そうこう話してたら病院に付いた。


病室の前に広也の母さんが居た。


「こんにちは」

高添はにこやかに挨拶した。


「あら、あなたが
未紀ちゃん?可愛いわねー☆
いつも広也がお世話に
なってますー」


広也の母さんは広也と高添の関係を知ってるみたいだ。