次の日。


正直、寝不足。

ピアノ弾いて、広也を
思い出して泣いて…。


寝れなかった。


「よ、未紀」

広也は軽く笑った。


もしかしたら、これが
最後の一緒の登校かも
しれない。


怖くて、思わず広也の手を握った。

「未紀?」

「伴奏者賞、うちも取る」

「はぁ?」

「広也を倒してやる!」


うちは無理矢理悪戯に
笑って言った。



「上等じゃねーか
頑張ろうな!」

広也とそう言ってたら
学校に付いた。