高添 未紀...Side


日に日に松宮は窶れてる気がしてならない。

「松宮、大丈夫…?」

「大丈夫だって!もう
心配しすぎ!」


松宮は笑いながらうちの頭を触る。

前のと違って、力が無い。


怖いよ…
松宮を失いたくないよ…。

「広也…」

うちは、ギュッと松宮…ううん。広也に抱き着いた。


「ゲホッ…高添…?」

「広也...うちの前から居なくならないでね」


腕が震えてる。
怖い。怖い。


広也が居なくなっちゃうんじゃないかって、
何故かそんな思いが無くならない。