少し引っ掛かってたけど、松宮はいつも通り元気だったから少しずつ気にせず買い物をしたりした。 「6時か、そろそろ帰るぞ」 「うん…あ、」 「わかってるよ。ちょ、こっち来て」 松宮が引っ張って来たのは路地裏。 「……単刀直入に言うな。俺、合唱コンクール 終わったら入院する」 「入院!?」 うちは、驚きが隠せなかった。