映画が終わり、あまりの感動にお互い黙り込んでいた。 「……松宮も泣くのね」 思わず呟いた。 「なっ、お前なぁー あれは誰だって泣けるよ!」 松宮はまだ涙目。 「わかってるよ! だって松宮って傍から 見ると無関心な人って 思われてるからさ」 「えーマジ?そんなことねぇけどな!」 松宮は頭の後ろに手を組んだ。 「あ、お昼食べよ!もう2時だし…」 「そうだな!」 うちらはファーストフードのお店へ入った。