品濃 和人...Side


「よし…」

もし、高添が広也と別れなくても俺は高添が好きな事には変わり無い。


けじめをつけよう。


つまり、新田と別れる。


曖昧なまま付き合った。
結局は何もしてやれなくて、ただ、一緒に帰っただけだった。


毎日メール…出来ないよ。

あの頃が紛れ込むから。



あの頃、俺は高添とメール出来ることが嬉しくて毎日メールしてた。

高添は優しいからいつも返信してくれた。


でも、新田には、俺からは一度もメールしてやれなかった。

新田から、三日に一回
メールが来るくらい。

しかも、長くは続かず。