ずっとニカッとしている凰に 溜め息をつき 断る理由もないし暇なので 「着替えて来る。」 と断りくるっと方向を変え 階段に足をかけた。 「どっちの姿に?」 「え?」 凰は何故か真顔に戻っていた。 「男と女どっち?」 「…男だけど?」 だって学校の知り合いに会ったら困るし。 「えー。」 凰はあからさまに悲しそうな顔をした。 ……これはもしかして 久しぶりに来るかもしれない。