中学卒業後、 莉子はまあまあ有名な進学校に入学した。 本来ならば、あたしも莉子と一緒に 同じ高校へと進む予定だった。 でもやっぱり、二年の冬に起きた あの事件が忘れられなかったあたしは 今の男子高へ進むことに決めた。 進路を決めるときに 先生も、もちろん莉子も反対してくれたけど (当たり前だ!) あたしは曲げなかった。 莉子とぶらぶら町を歩きながら ゆっくりと当時のことを思い出す。 ・・・・・それは、 そろそろ雪が降るんじゃないかと世間が 騒ぎ立て始めた冬のことだ。