女装彼氏★男装彼女



「最後に寄りたいとこあるんだけどいい?」

駅の近くの繁華街を通り過ぎようとした時だ。


急にあたしの前に通せんぼするように立って

緤が聞いた。

時間を確認すると一応まだ大丈夫な時間だった。

「んー……

いいよ。」

少し迷ったけど、今日はもう

くるとこまで来ちゃったし

せっかくだから最後まで付き合うことにした。