遊園地での時間は文字通りあっという間だった。 最初は定番のジェットコースターから始まり コーヒーカップやバイキングなど、色々なアトラクションに乗った。 お化け屋敷ではありがちな展開を 緤は期待してたみたいだけど あたしはその期待をあっさりと裏切った。 「結構楽しかった!」 と遊園地を背に大きく伸びをする。 緤の方を見ると優しい笑顔でこちらを見ていて。 一応これがデートだったことを忘れていた私は少し紅くなってしまった。