「お父様、お母様 相変わらずお熱いことで」 ふたりきりだと思っていた空間に凛とした声が響く その声に反応してミリアはクラウドから離れようとする だが、クラウドは逆に抱きしめる力を強めた 「なんだカティ 邪魔するとはいい度胸だな」 「さっきまでお母様の次に悩みの種だった私が帰ってきたのに嬉しくないのですか?」 呆れたように、なおかつ挑戦的にカトリーナは尋ねる ちなみにカティとはカトリーナのことだ この城の中でこの王と対等に話しをできるのはカトリーナだけだろう