花は香り 人は何?





よく言っている意味が分からず尋ねようとするがそれはメイナの声で遮られる。




「あっ



着きましたよ。」



結局何も聞けないままドアをノックする。




すると音なく両側開きの扉が開けられる。



予想外の出来事に急いで頭を下げる。



この国では身分の高い人にはとりあえず頭を下げておけばいい。



「カティーナとメイナでございます。」



「頭を上げて、入ってきなさい。」



そう言ったのはビスカ様ではなかった。



「「はい」」



すっと頭を上げると私達と同じ使用人の格好をした年配の女性が立っていた。



どことなく雰囲気がアルタと似ている。