いや、でもちょっと待って この誘いに乗ればウラノス国に行けるわ 自由人なカトリーナは自国だけでなく、周辺諸国も遍歴していた だが、ウラノス国は砂漠が多く危険なので、諦めていたのだ “ウラノス国に行ける” そんな甘い誘惑に負けた私はすっと相手の手をとっていた 「その仕事やります」 何も考えずその言葉を発していた この言葉が運命のオルゴールのネジを回したとも知らずに オルゴールはメロディを奏ではじめる それを止めるすべを持つものはいない