「大丈夫ですか?」 顔色が悪くなった俺を心配したのか先ほどより声色が優しくなる それに少し安心している自分がいた 「すまない ただあまりに身のこなしがきれいだったから驚いたのだ 良ければウラノス国へ来て、王族の護衛部隊に入らないか?」 自分でもよく分からない事を言っている気がする… 「え…?」 「あっでも、そんな危ない仕事をフローラ国の侍女がするわけないな 今の言葉は忘れてくれ」 あーもうダメだ どうにでもなれ と心の中であきらめた