「それではこのバスは空港へと向かいます。」


ガイドさんの言葉と同時にバスが出発した。

「あ~~~楽しみ!!沖縄とか超綺麗じゃん!?あ~~~楽しみ!」

さっきから窓から外を眺めながらそれしか言ってないココナ。

そんなココナをよそに荘汰があたしの隣に来た。
バスの席は三人がけだった。
窓際にココナ真ん中にあたし。そしてあたしの隣には誰もいなかった。
それを見て荘汰はあたしの隣へときた。

「荘汰あんたあっちでしょ?」
「んふふ~~~あんなキスされたら嬉しくてこっち来ちゃう~~//」
「しなきゃ良かった~」
「どんなキス!?」


あたしと荘汰がしゃべっていたらココナが興味深々にあたしたちの方へと振り向いた。

「えっとね~~のうこ・・ふぐっ!?」

あたしは話そうとした荘汰の口を手で塞いだ。

「黙ろうか?」
そういったら荘汰はシュンとして黙った。

「あんた荘汰に厳しいね?」
「荘汰はさ、いつも甘える感じでぎゅっとはしてくれるけど真剣にハグしてくれないの。いつもキスもあたしから。こんなんあり?」

あたしがそういうとココナは黙った。
荘汰を見た瞬間荘汰はあたしにキスをした。
少し強引なかぶりつくようなキス。

あたしはそれに答え優しくキスをした。

「俺はね、むっちゃカオル大事にしたいからキスも壊れ物を扱うぐらい大事にしたいの。分かってくれる・・・?//」

「んふふ♪わかった!」

あたしと荘汰の会話を聞いてココナは顔を赤くしていた。


「ホントバカップル。」


それだけココナがいうとココナは顔をまた景色にと向けた。