「あら、マザコンおはよう。」
「・・ココナ!?」

あたし達の会話を一部始終聞いていたのかココナが物陰からひっそりと姿を現した。

「つか、マザコン言うな。」
「えっへへ~~~★」

ココナはあたしに行くよ?ほら。といいながらグラウンドまであたしの手を引いていった。


グラウンドに着きしばらくすると荘汰があたしの隣へやってきた。

「おはよ~♪」
「「おはよ。」」

あたしとココナはそういった。

「楽しみだね!!」

荘汰がそううきうきしているのをよそに校長の話は始まった。


・健全にすごすこと。
・指定されたとおりに動く事。
・五分前集合。

それだけは忘れずにだとさ。

健全にって・・・w
まぁ多分大丈夫でしょー
泊まる旅館は男女別だから不健全にはならないはずだ。

でも男子が男女別の部屋分けを見てからたしか大ブーイングをしてた気が?
そりゃあ分けるよね。はい。
そう思いながらHR聞いてたっけ?

あたしが独り言のように心で呟いていたら校長の話は終わっており、もうバスが待っているとこまで歩きだそうとしていた。

「ほら!カオル荷物持って行くよ~~~★」

ココナがテンション上げ上げで歩いていった。

「カオル・・荷物重くない?」
「重くない。必要最低限のものしか持ってきてないから。」
「そっか・・・。」

あたしはあたりを見回したそしてみんながバスにルンルンで乗っていってから荘汰に優しい口付けをした。

「!?」

荘汰は完璧驚いていた。

「心配・・・ありがと。」


あたしはそういい後から乗ってくる荘汰にベロを出し笑った。


荘汰は顔が真っ赤だった。