カオルSide
あたしは朝起きて荷物を持ち学校へお母さんに車で送って行ってもらった。
その車の中であたしが大好きな曲をかける。
この曲を聴くとなんでも乗り切れる気がするの。
あたしの思い込みかな?
でもこの曲があたしを支えてくれている。
「はぁ今日から一週間あんたの顔見れないのね~・・。」
お母さんが溜め息混じりに言った。
「寂しい?」
あたしがそう聞くとお母さんをあたしの髪をくしゃくしゃっとした。
「ばかたれ!誰でも娘の顔が一週間見れないと寂しいもんよ!」
そういいお母さんは笑った。
「そういえばどこ行くんだっけ?」
「沖縄!!★」
「・・・・そっか・・・。楽しんできなさいよ?」
「はあい!」
ただの思い込みかな?
沖縄って言ったらお母さんは一瞬言葉が止まった。
・・でも気のせいか。
お母さんは学校につくまであたしに一言もしゃべりかけなかった。
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学校に着きお母さんの車から降りた。
お母さんがトランクからあたしの荷物を持ち出しあたしに手渡した。
「一週間元気でやんなよ~~!お土産忘れんな!」
「は~いww」
そういうとお母さんはにっこりとあたしに微笑み車に乗り込んだ。
あたしはその車が小さく消えるまでずっと手を振り続けた。

