「そうか。まずは一歩だな。」
「だね。」
中村祐真と山川慎は嬉しそうに笑った。
「ねぇ。あたし、記憶をなくす前は2人のことなんて呼んでたの?」
「俺のことは祐真って呼び捨てだった。」
「慎くんって“くん”づけだった。」
「わかった。じゃ、今度から“祐真”と“慎くん”って呼ぶね。」
そう言うと2人は満面の笑みを浮かべた。
…早く、2人のことを思い出せるといいな。
「だね。」
中村祐真と山川慎は嬉しそうに笑った。
「ねぇ。あたし、記憶をなくす前は2人のことなんて呼んでたの?」
「俺のことは祐真って呼び捨てだった。」
「慎くんって“くん”づけだった。」
「わかった。じゃ、今度から“祐真”と“慎くん”って呼ぶね。」
そう言うと2人は満面の笑みを浮かべた。
…早く、2人のことを思い出せるといいな。

![[超短編]思いを伝えるそのときは](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre1.png)