「祐真!!」


俺の後に続いて慎も出てきた。


「ね、祐真。美雪、俺らのこと思い出してくれるよね?」

「あぁ…。」


このまま思い出さない、なんてことはないだろう。


「あ。あなたたちは…。」


どこからか声がした。

声がした方を見ると、1人の医者が立っていた。