何って聞かれてもな。
“友達”って言葉は使いたくねえし。
かといって、コイツに“美雪が好き”って言う必要もねえし。
慎をチラッと見ると、怪訝そうな顔をしていた。
「ふーん、なるほどね。
答えんってことはアンタら、雪が好きなんや。」
「だったら何だよ?」
男から笑みが消えたかと思うと、こっちに近づいた。
そして、俺らの耳元でこう囁いた。
“友達”って言葉は使いたくねえし。
かといって、コイツに“美雪が好き”って言う必要もねえし。
慎をチラッと見ると、怪訝そうな顔をしていた。
「ふーん、なるほどね。
答えんってことはアンタら、雪が好きなんや。」
「だったら何だよ?」
男から笑みが消えたかと思うと、こっちに近づいた。
そして、俺らの耳元でこう囁いた。

![[超短編]思いを伝えるそのときは](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre1.png)