Side 優菜
「痛ぁっ…!!」
私、切原優菜
部活中に躓いて只今保健室に向かっております
別に大丈夫だと言ったのに額から血が出ていると半強制的に向かわされたんだ
「あー、血止まらないなぁ…」
それにしても血は止まらない
流石に大丈夫かと心配になった
「…悠稀……と、凛華」
角を曲がる悠稀にお姫様抱っこされた凛華が目に入った
なんで、?
そう思った
だって… 凛華、部活に来てなかったじゃん
それに…、私が悠稀が好きって知ってるじゃん
…………嘘つき
その後、私は保健室に行けるわけなく放心状態のままその場に座り込んだ


