執事と共にバレンタインを。

「オイタが過ぎるぜぇガキがっ」


恵理夜の背後にいた男が殴りかかる。

が、その腹には春樹の拳が刺さっていた。


「春樹、行きなさい」


傲慢な、それでいて優雅な声がそう告げる。


「貴女の為ならば」


カトウ以外の立てる3人が春樹の前に立ちふさがる。


「ぅらあぁっ」


一斉に、奇声をあげながら春樹に襲い掛かった。