「うまっ!」
そう言い、グッジョブサインを出す健兄。
「ありがと~!」
気を取り直し、おにぎりを握った。
「そう言えば、学校楽しかったか?」
「う゛っ…」
思わず、おにぎりを落としそうになった。
それを見、健兄があたしをジッと見る。
「大丈夫かよ。
で? なにかあったのか…?」
真剣な眼差しが体中に突き刺さる。
ま、さか。
あのイケメンパラダイス的な展開になってます、…なんて言えるわけがない。
「だっ、大丈夫だよ!
っ全然! 超楽しい!!」
ここは、笑って誤魔化そう!!
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