今はお弁当手作り中。

昨日の昼寝した所が、とても心地よかったから、あそこで食べようと思いまして!


「フッフ~ン♪」

おにぎりを握ってると、階段から足音が聞こえた。


「…なにしてんの?」

後ろから聞こえた低い声に、振り向いた。


「おはよ! 健兄!

今、お弁当作ってるんだけど…。
これ、健兄にあげるよ!!」

黒い髪が耳元まである、あたしのお兄ちゃんこと、

Takazawa Kengo
高澤 健吾

に作りたてのおにぎりを上げた。


「おぉ、サンキュ」

おにぎりを受け取り、イスに腰掛けた健兄。


「どう?」

健兄はおにぎりを口に運んだ。