只今、クラスのドアに貼りついています。

「高澤さん!
なにしてるんです?!

遅刻ですよ!」


たか、ざわって…。

ドア一枚越しに、ある意味の恐怖を感じる。


バンッ

「ひぇっ…?!」

持たれていた、ドアを開けられたので、バランスを崩し、
尻餅をついた。


そのせいか、女の人があたしを見下ろしてる様に感じる。


「遅刻の上に、隠れん坊ですか?」


ヒッ…!

目の前の先生は、笑ってるけど、……目が笑ってない。


それに、あたしが恐怖を感じたのは、それだけじゃなく、


「マジで女だぜ!」

「しかも、超ベッピンさんやで!」


その声に、皆の歓声が上がる。