「ごめん、ごめん」 ご機嫌を取ろうと由奈に手を伸ばしたら、思い切り払われた。 「勝手にしなよ!」 そう言って、思い切りドアを閉めて出て行ったのだ。 「あ~、もうめんどくせぇ」 由奈も、すぐカッとなるとこさえなければなぁ…。 そう言えばあいつ、最近ますますイライラしてるな。 仕方ない。 起きるか。 思い切り伸びをして、ベッドから降りた。