「そ、そうですね。ちょっと情緒不安定になるかも…」


なるほどね。


だから、由奈はあんなにイライラしてたのか。


「なぁ、愛美ちゃん。やっぱり妊娠した時さ、竜二に喜んでもらいたかったよな?」


そう聞くと、竜二は顔を真っ赤にした。


「佑斗さん、何て事聞くんすか!」


そんなに恥ずかしい事かよ?


相変わらず、変な奴だな。


そう思っていたら、愛美ちゃんが思い出し笑いをしながら言った。


「竜二、泣いて喜んでくれたんですよ」